悩み、心の凹みは、ノートに手書きで解決できる

地獄のライフハック

毎日毎日、金を稼ぐために仕事をしていると、どうしたって心に負荷がかかってくると思います

上司に詰められたとか、お客さんとトラブルが起きたとか、同僚の行動にむしゃくしゃするとか。

凹み、落ち込み、悲しみから、嫉妬や妬みまで、どうしたって負の感情に心を掴まれる瞬間があります。

もちろん仕事だけじゃなくて、プライベートや日々の生活の中でも、ふとそんな負の感情の落とし穴にハマってしまう事があるんじゃないかと思います。

今回は、どうしたって切り離せない心のもやもやを解決して、地獄のライフをハックする方法を共有します

解決方法

ノートに手書きで、心や頭にモヤモヤしているものを素直に一気に書きなぐる。

それだけでそんな負の気持ちから抜け出せたりします。

基本、書くだけ。それだけでいいので誰でも実践できると思います。

ただ、「やり方」を知って頂いてるほうが、より効果が出るので、少し詳しい方法をシェアさせてもらいます。

なんで書くだけで心のもやもやがなくなるの??

シンプルに言うと、「かんたんな精神分析」だからです。

シンプルに言い過ぎて怒られそうですが、精神分析って、心の中にある言葉にできていないモヤモヤを見つける治療で、その方法は、思いついたことを治療者に向かって喋り続けること。

喋り続けることで、心の中のもやもやに形を与えて、対処しやすくしましょう。
って行為なんですが、それと似たような効果が期待できるのが、「ノートに手書きで書きなぐる」なのです。

ざっくりかんたんな効用

やって頂くと、わかりやすく実感頂けると思いますが、怒りや不安のような、負の感情が、あっとうてきに軽減されます。

そして「よっしゃ、じゃあこう対処するか」なんて、明確な対処法まで考えが思いついたりします。

つまり、不安をなくして、立ち向かう方法が得られる訳です。

具体的なやりかた

具体的なやり方ですが、紙とペンを用意します。

そのへんにあるA4以上の大きさの紙ならなんでもいいです。
ただ、書きやすい紙。書きやすいペンがあるとより捗ります。

あとはかんたんです。

いま頭や心に渦巻いているものを、一気に書きなぐりましょう。

ここで大切なのは、誰かに見せるつもりで書かないってことです。
そして、「まとめる」って意識を外して、かきなぐる!

だから、文字の綺麗さとかは必要ないですし、文章がちゃんとしている必要だってありません。

とにかく、書く!書きなぐる!

これが第一段階です。

一息ついて、

紙に書いた文字を、1分くらい眺めてみてください。

たぶん、書きながら気づくと思いますが、自分が気づいていなかった、感情とか、視点が「自動的に」引き出されていたりします。

そんなこんなを踏まえてみていると、
「そうか、自分は、こんなことに心を締め付けられていたのか」と客観で、負の感情と向き合うことが出来ると思います。

この段階で、たぶん、ちょっと気持ちが楽になっているはずです。

モヤモヤを解消するためには?

客観的に見たノートに書かれた自分の気持の中に、コアになるもの。
もしくは、その気持ちを引っ張り出してきた、「原因」みたいなものが見つかると思います。

その「コア」や「原因」に対して1回だけ、「なぜ?」と自分自身に質問をしてみて下さい。

2回や3回ではなく、1回だけです。
これを守ること重要です。

セルフ・アウェアネスという本で、著者の中の一人のターシャ・ユーリックは「なぜ」は解釈を産む。と言っています。

解釈は、事実や理性的な判断ではなく、解釈している人の物事の見方に大きく左右されます。
つまり、負の感情を持っている人は、より負の感情に焦点を当てた解釈になりがちだそうです。

だから、「なぜ」を繰り返すと、せっかく晴れた気持ちが、一気にどん底に落っこちていく可能性があるのです。

とはいえ、自分の吐き出した気持ちを、自分の解釈で、深堀りすることは僕は無意味だと思わないので、1回の「なぜ」は有意義なのではないかと思っています。

最後はwhat(なに)で問いかける

もやもやを生む問題は見えた。

それでちょっとスッキリした。

じゃあその問題を解決するための方法は?これも書きなぐるだけです。

ただ、ちょっと角度を変えて、なに?と問いかけながら書きなぐります。例えば、

・何が問題を生んでいるのか
・何になっていれば(=どんな状態になっていれば)問題が良くなるのか
・何が足りていないのか

とにかく、最初のステップで書きなぐることで現れてきた問題に対して、「なに」を繰り返しながら、書きなぐっていきます。

ここは、「良い答え」を出すことよりも、とにかく思いつくままに書きなぐる。
間違っていてもいいので、書いていくことが大事です。

すると、不思議なもので、頭の中のもやもやが形になっているだけでなく、解決策の糸口まで見えるようになってきます。

What(なに)で問いかけることが重要

ノート術に関しては、色々な本を参考にしつつ、自己流で磨いてきました。

今回共有した方法が有効なんだと自信を深めた事が2つあって、

1つは、現職のすごいボスから、問題に取り組む際に、「なぜ」や「どうやって」を考えるのではなく、「なに」になっていればいいのかを考えることが大切だと教えてもらったこと

もう1つは、先に上げた『セルフ・アウェアネス』中で、ターシャ・ユーリックの、インタビューに基づいた調査によると、有能とされるリーダーはそれ以外の人達と比べ、「なぜ」が出てくる頻度に比べ、「なに」が出てくる頻度が圧倒的に高い云う記載

この2点から、問題に立ち向かうには、「なに」を問いかけることが大切だと、改めて認識を深めました。

まずは書く。それだけでぜんぜん変わってくる

もやもやの「解決」に関しては、副産物だと思ってます。
きれいな解決法が出てくればラッキーだし、より問題がクリアになって気分が楽になります。

だけど、その前に、まず書くこと。
書くことを習慣にするだけで、心が楽になります。

これは臨床の現場でも取り入れている手法で、1日に10分程度のアウトプットを習慣にすると、心的状況が改善するだけでなく、前頭葉なども鍛えられるとのこと。

そして、この手法は、心のもやもやだけでなく、仕事や人生の問題を解決する方法法にとしても活用できます。

悩んだらノートに書いてみるという習慣は地獄の人生をハックするには、とても効果があると感じています。

毎日やる、これがベストだとは思うのですが、ぼくはもやっとしたらやる、だけで全然効果があると思っています。

なんか、ストレスかかるなーとか、上司に詰められてキツイなーとか、人生が厳しいよ、など心がきつくなったときには、ぜひ実践してみて下さい

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