どうもこぶんです。
ご覧頂きまして、ありがとうございます。
前回の記事ではチャンスの総量を上げることによって、内定率を5倍に引き上げたお話をしました。
今回は、その肝になる「書類選考」について共有させもらいます。
「さて、職務経歴書や履歴書どうしよう」。
転職活動に踏み出す最初の段階で、必ず立ち止まるポイントだと思います。
そしてここが通過できないと、転職活動にエンジンがかかってきません。
変化にはエネルギーが必要なので、この段階は一気に勢いをつけたい所です。
通過できる書類がどんなものか、具体的なイメージを持ってもらう。
今回の記事では、こんな所をお手伝いできればと思っています。
特にこんな方々のお役に立てると思います。
- 転職でジャンプアップを狙っている方。
- 僕のように、非正規雇用から正規雇用を目指している方。
- 書類の書き方に悩んでいる方。
- 書類選考に苦しんでいる方。
事実を羅列じゃセンスがない
事実を書くことは当たり前です。
嘘は書いちゃいけません。
しかし、事実をただ並べた書類はセンスがないと思います。
「ありのままの僕の全てを受け止めてくれ」でうまくいく恋愛が少ないように、転職活動も相手に全てを委ねていてはうまくいきません。
イイカッコウをするのではなく、あなた自身が持っている良さを、ちゃんと伝えるために、事実がよく見える角度を必死に探す。
その上で、いかに採用担当者に向けて、しっかり「メッセージ」を送れるか。
これがいい書類を書く上で最も大切なことだと思います。
メッセージを考える前にやること
メッセージを届ける相手が誰なのかをはっきりさせることです。
引き続きすごくざっくりとした恋愛観で例えてみると、
趣味の合う異性と付き合いたいのか、家が近い異性と付き合いたいのか、によってアプローチの方法が変わってくると思います。
家が近い異性と付き合いたいって云うわけのわかんないニーズがあるのかは置いておいて(笑)
「誰」に届けるかを明確にしないと、メッセージは作りづらいです。
僕は、この「誰」を明確にしておくことが、転職活動の成功率をグンと上げる要素だと思いますし、転職後の幸せ度もグンと上がると思っています。
ですので、まずは「誰」に書ける言葉かをはっきりさせておくのが、書類を書く作業の最初の段階になります。
職務経歴書を別のものに置き換えて考えると
転職における書類は、アマゾンにおける商品紹介ページみたいなものだと思ってます。
スペック記載もあるし、商品説明もあるし、レビューもあるし、価格もある。
ユーザーがいい商品を探して、吟味するための唯一の情報な訳です。
ここを磨き込むことで、購買率(=内定率)が引き上がるのは直感的におわかりいただけるかと思います。
だから、どうやったら買ってくれるか、という視点を常に考えた上で、事実を編集するわけです。
特に商品の概要である、「職務経歴概要」は書類選考を通過させる上で、とても比重が大きいと思っています。
実際やってみて
僕自身も、正直転職初期において、かなり書類選考に苦労しました。
まぁ「35歳職歴なし」なので、普通に事実を羅列しても通るわけがありません(苦笑)
妻子もいるので親に寄生するという選択肢もなく、正直「あーー人生しずんだくせー」と思うことも何度かありました。
「諦めたら試合終了」、なんて生ぬるくて、「諦めたら一家総出で人生終了」だったので、なんとか勝つ方法、あえて芸人風に言えばウケる書類をかく方法を考えました。
そして、「元芸人、35歳職歴なし」であることに対して開き直るしかないと考えました。
その上で、どうやったら買おうと思ってくれるか、少なくとも商品詳細ページまでクリックしてくれるか、を頭がねじ切れるほど検討しました。
そんな紆余曲折があり、芸人であることを全面に押し出した上で、職歴がないことも、逆転的にプラスに働くように職務経歴概要を書き、内定率を5倍に引き上げる事ができました。
amazonレビューを掘り下げると
買ってもらえるように、もしくは最低ラインの目標として、クリックしてもらえるように書類を書く。
この方向性で進めることは、書類通過率を上げるうえで、大きな力を与えてくれると思います。
ただ注意しなければならないことがあります。
採用プロセスには、amazonで商品を購入するのと違って、トライアル期間(=面接)があります。
某中華製品のように、不自然にレビューが良かったりしても、トライアルで返品されてしまう訳です。
逆に万が一通ったら通ったできついと思います。
だってニーズに合わない商品が届いたらどうしますか?
僕なら物置に放り込むかし、最悪捨てます。
つまり、ちゃんと必要としているユーザーに届けること、これがすごく大切。
ですので、間違ったユーザーに届かないようにしたいし、届けたいユーザーにはちゃんと届くようにしたい。
その一方で、「正しいユーザー」をこっちの決めつけで絞りすぎるのも、幸福な出会いを無下に削ぎ落とすという観点で、やりすぎは良くないと思います。
まとめ
転職活動を成功させるためには、書類選考がとても大切です。
まずは「誰」に送るのか。
そして、どんなメッセージを送るのか。
その上で、採用後も幸せになるためにはどうすればいいのか。
この記事から漏れているところも含めて要約すると、
ターゲットの量をある程度担保しつつ、ニーズと完全に外れている企業はふるい落とし、ニーズのマッチする企業にはちゃんと届くよう、細やかにメッセージを調整する。
この様になるのではないかと思います。
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